Naturally Music*子どもと音楽+英語のある暮らし

音楽ともに過ごす日常と、ふたりの子どもたちの成長の記録。書くことは生きること。出版翻訳者デビュー目指して修行中。

阪急電車&食堂かたつむり


近頃、DVDを借りて観た
映画の話をふたつ。


1本目は、『阪急電車』。

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近所のTSUTAYAでは、
いつ行っても全部、借りられていて。

ようやくこの間、
奇跡的に1本だけ在庫があったので、
迷わず手に取った。


私は実際に、
乗ったことはない阪急電車。

この短い路線の車内で起こる、
日常のような、非日常のような出来事を。

そして、
たまたま乗り合わせた人たちが
それぞれ絶妙に絡んでいく様子を。

映画は一定のテンポで淡々と、
描き出している。


「主演」と言っていいのか、
中谷美紀さんが冒頭で婚約者に
振られる場面。

「キミは強いから、
ひとりでも生きていけるだろう。
でもこの子は俺がいないと……」

みたいなセリフ。

すっかり忘れていたが私も昔、
こういうふうに言われたことがあったなあと、
懐かしい。

「類は友を呼ぶ」の言葉通り、
私の周りは気づけば「強い女」ばかり。

そういう、
一見して強い女に思える人ほど実は、
繊細な心を隠しているのにね。


中谷美紀さんはいつでも、
凛とした佇まい。

やわらかな物腰の中にはでも、
揺るがない芯みたいなのが
たしかに感じられて。

ああいう女性になりたいと、
個人的にとても憧れる。


2本目は、
柴咲コウさん主演の『食堂かたつむり』。

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原作が好きであればあるほど、
映画を観るのは一瞬、
躊躇してしまうのだけれど。

『食堂かたつむり』も、
そんな作品のひとつだった。


観ようと思えるまでに、
ひどく時間がかかったというか。

原作のインパクトが強すぎて、
あれをどういうふうに映像化するのか
想像がつかなくて。

私にとっては、
文字の世界だけでも十分衝撃的で。

あらためて食べもの、
命を「いただく」ことの意味を
深く深く考えさせられたから。


しかし意を決して観てみたら、
案外拍子抜け(笑)。

原作にはわりと忠実ではあったものの、
当たり障りなく、さらりと過ぎてしまい、
気づいたらもうエンディング。


全体的に美しく、
まとまり過ぎていて。

命をいただく。

その本当の意味は、
原作を読まないとやはり、
正しく伝わらないような気がした。


『食堂かたつむり』と聞いて思い出す、
私の一番に身近な人は。

映画や小説の世界でなくて、
現実にこの主人公みたいな生き方を
している。


夫も私も、
映画を観終わった途端に、
その彼女の料理が食べたくて
仕方がなくなったのは言うまでもない。
by naturallymusic | 2012-01-28 19:19 | 映画のこと | Comments(0)
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