Naturally Music*子どもと音楽+英語のある暮らし

音楽ともに過ごす日常と、ふたりの子どもたちの成長の記録。書くことは生きること。出版翻訳者デビュー目指して修行中。

始まりは4年前


先ほどご丁寧にも、
Facebookのアプリが教えてくれたのですが。

4年前の今日は、
長男が前のヴァイオリンの先生と出会い、
体験レッスンを受けた日でした。

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初めて買ったヴァイオリンは1/8。
懐かしい。

ちょっとまだ大きくて、
その後最初の3ヶ月は結局、
先生に1/10をお借りしたのだけれど。

以来ずっと、
長男の背中にはヴァイオリンがある。


実家に眠っていた、
妹がかつて弾いていて、
今や弾く人がいなくなってしまった
フルサイズのヴァイオリンに一目惚れして。

「ぼく、これ弾きたい!」って
言った2歳のときから、
「ヴァイオリン? そのうちね」
とのらりくらりと交わしていた私。

いつのまにやら月日は流れて、
長男は4歳7ヶ月になっていました。


楽器をやらせることに、
私と同じ音楽の道を行くことに、
ギリギリまで気持ちの踏ん切りがつかなくて。


私にとって音楽、特に楽器は、
どうしても普通の習い事のひとつとして、
気軽にやらせてみようという気にはなれなかった。

自分の経験を振り返ってみても、
楽器道は決して楽しいことばかりじゃなくて。

毎日練習しないといけないし、
周りの上手い子たちと常に比べられて、
自分の下手さ加減に自信喪失するばかりで、
逆に辛くしんどいことのほうが多かったくらいだし。

何もわざわざ私みたいに苦しい道を行かなくても、
歌ったり踊ったり、
たまにピアノとかを遊び弾きする程度で
自由に楽しんでいればいいんじゃない?って。


結局、
事あるごとにずっと、
「ヴァイオリンやりたい!」って
言い続けた長男に根負けして。

もう、なるようにしかならない!
と腹をくくるまでに2年以上かかってしまった(苦笑)。


今となっては、
こんなにヴァイオリンが好きで練習するなら、
もっと早く3歳から始めてあげたら良かった
と思う気持ちもあれば。

一方で、
いや、やっぱりあの葛藤の2年は、
必要な時間だったと思う気持ちもある。

あの間に、
どんなことがあっても私は、
本人がやりたいと言う限りは全力で
楽器道をサポートすると決めたから。


しかし、
まさかまさか、
長男が私と同じ音教生になるなんて。

さすがに当時そこまでの想像は
できていなかったけれどね(笑)


同じ音教生でも私と違うのは、
長男が何よりも舞台でヴァイオリンを弾くのが
好きなこと。

私はとにかく人前でピアノを弾くのが
小さい頃から大嫌いだった。

この時点でもう、
音教生には向いてないよね(笑)


なぜ嫌いかは、
たぶん私の絶対的な完璧主義のせい。

人前で、暗譜で、
しかもノーミスで弾けない自分が
常に許せなくて。

本番で弾いてても、
全然楽しくなかった。


だからイギリスに行って、
クラスメイトのみんなが上手い下手関係なく、
心から楽しんで弾いていることに、
えらい衝撃を受けた。

失礼ながら、
このレベルでどうしてあんなに
自信満々に弾けるわけ?
って何度も思った(笑)

そのとき、
音楽は技術じゃなくて、
心だと初めて教わった気がした。


上手くいくにしろ、いかないにしろ、
本番のライブ感を楽しめる人にしか、
演奏家の道は目指せない。

ヴァイオリンが好き。
舞台で弾くのが好き。

その気持ちをずっとこのまま
変わらずに持ち続けていられたら、
長男の人生にはいつまでもヴァイオリンが
寄り添っていてくれるだろうな。

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先日、
前のヴァイオリンの先生がお誕生日だったので、
プレゼントを渡しにレッスン室に立ち寄りました。

お会いするのは3ヶ月ぶりくらいでしたが、
久しぶりに見る先生の笑顔に、
私も長男も何だかふわっと気持ちが緩みました。

ホームに、
原点に帰ってきたみたいで嬉しくて。


これから先も、
長男にはヴァイオリンを通じて
さまざまな出会いが待っているはず。

新しい出会いがあるたびに、
こうして思いついたときにいつでも
帰ってこられる場所が増えていくといいな
と心底思う。




Commented by 真音 at 2015-11-25 18:41 x
初めまして!
(コメントするのは初めてだと思いますが、いつも楽しく拝見させて頂いています。丁度長男君と同じ頃にヴィオラを習い始めていて、いつも長男君の進歩に驚いていましたw)

イギリスで上手い下手に関わらず、、というのにとっても共感です。私もそれに驚く日々。いつまで経っても心から中々そういう気持ちになれず、楽器演奏=劣等感でしかない自分です。先生にどれだけ褒められても、疑心が消えず「君は自分に厳し過ぎる」とか、never happyと言われて呆れられる始末です。
応援しています♪
Commented by naturallymusic at 2015-11-26 05:49
真音さん、

はじめまして。
いつも読んでくださってありがとうございます。

ヴィオラを弾かれるんですね。
素敵ですね!

先生にどれだけ褒められても、、、ってすごいわかります。

私は日本ではほとんど褒められた経験がなかったので、イギリスに行って、先生たちのあまりのポジティブさに最初は面食らいました。イギリスの大学のレッスンでは、自分のピアノへの自信を一からリストアして、積み上げていくような時間でした。

それでも、日本に帰るとまた後戻りで、帰国後、一時期習っていたピアノの先生にも、「それだけ弾けて、一体何が不満なの?」って言われたり。

幸い、長男の先生は海外式にいつもまず褒めるところから始めてくださるので、ありがたいなあと思っています。
by naturallymusic | 2015-11-25 17:55 | 音楽のこと | Comments(2)
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